人前で掻かない方法は?
かゆみを抑えられるのか
時間や場所を問わずかゆみに襲われてしまうと、当然人前でも掻いてしまうこともあると思います。
これって本当にイヤですよね…。
慢性が多いアトピー性皮膚炎や、慢性化してしまった乾燥肌は、疾患を抱えている年数が長いことが多々あります。
そのために、掻くのに体が慣れてしまっている場合が殆どではないでしょうか。
すると次のようなことが日常的に起こる傾向にあります。
- 痒みを感じてない時でも何となく掻いてしまう
- 無意識で掻く事が習慣化している
- かゆみに対して反射的に引っ掻いてしまう
痒みを感じなくても掻いてしまう原因は、緊張などの心理的な影響や手持無沙汰などからが多いですね。
痒みに、「なんとなく痒い」というかゆみから、「自分で抑えることが出来ないほどの強烈なかゆみ」までがあり、「少し掻いただけで治まる」場合と「掻いても掻いても治まらない」場合など、様々だと思います。
こういうかゆみがミーティング中や会食中などにあると、掻いてしまう自分がとても恥ずかしいのです(筆者)。
それと、子どもにもこんな風に掻くことが習慣になってしまったり、人目もはばからず人前で平気でボリボリと掻くようになってほしくはないと思っています。
気持ちよくのびのびと、楽しい子供時代を過ごしてほしいとも思っています。
人前でも掻いてしまうという悩みを作ってしまう前に、皮膚の良い状態を保っていければ一番良いのですよね。
人前で掻かない対策
絶対掻かない…という方法は、筆者の経験からするとないと思っています。
アトピーの方はよく「掻いてはだめ」と言われていると思います。
これは本当にその通りで、掻いてはだめなのだと思っています。
掻くことで、皮膚を傷つけまたかゆみが襲ってくるのですから。
まずは掻かずにいられれば一番良いと思います。
- 我慢する
- 気を紛らわせる
- 軽くたたく(肌を傷つけない程度の刺激)
- 軽くつねる(肌を傷つけない程度の刺激)
これらでかゆみが止まればその後は保湿などして痒みの予防ケアをするのが良いと思います。
しかし、そんな簡単に解決しないですよね…。
「掻いてはだめ」と言われることって本当につらいです。
「掻かなければいいのに…」「掻いちゃダメなんだよ」と言われると「掻くなと言われているのに掻いてしまう」「自分はかゆみに負けてしまう弱い心だ」と無意識に自分を責めて、精神的にも辛くなってしまうことに繋がってしまうのです。
こういったこともアトピー性皮膚炎の疾患の特徴ではないでしょうか。(中度~重度にある傾向かもしれません)
気を紛らわせる程度で痒みを止められるのならいいですが、それでは止まらないから困っているのです。
突然襲ってくるかゆみは反射的に引っ掻いてしまうこともあります。
根本的なことからかゆみを治していかないと、強烈なかゆみをコントロールすることは本当に難しいです。
掻いている時に自分で気が付いて止めて良ければいいのですが、一時的にも助けになれると思う対策を挙げてみます。
- 流水でよく洗い流す
石けんを使うと余計かゆみが増す場合があります。流水のみで洗い流したら、タオルで良く拭いてください。 - 小範囲のみ消毒しステロイド軟膏を塗る
患部が広範囲の場合はNGだと思います。粗治療ですが、消毒して乾いてからステロイドをぬると一時的にかゆみが治まることがあります。ただ、消毒は傷口が強く沁みて痛い場合が多いです。筆者は自己責任で行っていましたが、責任が持てませんのでご了承ください。
このように、一時的にかゆみを止めることは、根本的な解決とは言えませんので、あくまでも参考までにとどめて、やはり日頃からケアを続けていくことがベストと言えますね。
痒みを我慢すること、特に子供の場合は、我慢が難しい上に、力加減が大人よりもうまく出来ない場合が多いです。
我慢しきれずに痒みがなくなるまで掻いて傷口を深くしてしまうことも多々あるでしょう。
痒みが頻繁にある場合は、一度ケアを見直してみるのもよいかもしれません。
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