アトピー性皮膚炎と口呼吸の関係

アトピー性皮膚炎の方で口呼吸をしている方、いませんか。口呼吸はアトピー性皮膚炎には関係がないと思われますか。

 

それがそうでもありません。

 

私はいつからか口呼吸が習慣になっています。今はまだ口呼吸が完治しているわけではありません。なかなか鼻呼吸に戻すことって大変なんだなぁと感じています。

 

日々の意識付けで改善していきたいところです。

 

この口呼吸がアトピー性皮膚炎にどう影響を与えるか、考えてみたことってあるでしょうか。

 

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口呼吸の何が悪いの…

私は口呼吸が身体に大きな影響を与え続けていく可能性があるなんて、思ってもいませんでした。

 

成人してから鼻炎だということがわかり、自分が口呼吸をしていることに気が付きました。

 

それでも、鼻炎では鼻腔の中が腫れて鼻が慢性的に詰まっている程度で、そのほかには何の問題も感じていませんでした。

 

鼻呼吸でなくても、口呼吸が出来ているので、生活には何ら問題はないと考えていたのです。

 

今思えばですが、もっと早くに気付くべきでした。

 

空気中の細菌などが体内に入りやすい

 

口呼吸は、吸った菌がダイレクトに体内に入りますね。

 

鼻呼吸の場合は、鼻の粘膜で空気中の異物(埃、ウィルス、細菌など)を絡めて殺菌する機能があります。

 

そして、加湿することで、体内にちょうどいい湿度と温度にして空気を送り込めるようになっています。

 

口内の細菌が増殖傾向に

 

正しい姿勢は、鼻呼吸で唇は閉じて口内で上の歯と下の歯は、隙間を空けた状態でいることです。

 

つまり、口は閉じていても、中で歯が開いているのです。

 

このことによって、歯の噛みしめを防ぐことが出来ますし、口内が乾かないことで、唾液による細菌の繁殖を防ぐことが出来ます。

 

反対に、常に口呼吸で口が開いた状態で空気の出入りがあると、口内が乾いた状態になりやすくなってしまいます。

 

そうすることで、唾液による殺菌がしにくくなってしまいます。

 

噛みしめ・食いしばり

 

噛みしめや食いしばりの癖が付くと、睡眠中の噛みしめ・食いしばりが年々酷くなり、頭痛が起こったり、顔の形やあごの形が変形していってしまいます。

 

睡眠中のあごの力って、ものすごい強い力なんです。

 

一度、強い食いしばり中に目が覚めたことがありました。

 

自分でも驚くほどの強い力で噛みしめていましたよ。

 

この強力な圧力がかかることによって、歯が痛むことがあるんです。

 

私は経験がありますがかなり痛いです。

 

虫歯かなと思っていましたが、「噛みしめによるもの」と歯科医に言われて、信じがたかった覚えがあります。

 

歯が削れることもあります。

 

強烈な力で動く歯の動きに合わせて歯が削れていってしまうんです。

 

骨隆起

 

睡眠中の噛みしめにより力が加わったところに骨が出てきてしまう「骨隆起」というものが出来てしまいます。

 

筆者は、この骨隆起があります。

 

これは、長年の噛み締めによるものです。

 

この骨隆起、のことについては、また別の日にご説明したいと思います。

 

簡潔に申しますと、“骨隆起自体は害はないけど、放っておくと更に出てくることがあり、生活に支障をきたすようであれば削る場合もあるそうです”

 

…ということがありますので、注意が必要です。

 

いつまでも口呼吸でいることは危険だと気が付くきっかけになったのが、私の場合、骨隆起でした。

 

鼻呼吸の大切さ、伝わりましたでしょうか。

 

子供の食いしばりや噛みしめの場合は、歯の生え代わりによる場合もあるそうなので、うちの二人とも食いしばりはありますが、様子を見ています。

 

子供は、ほぼ鼻呼吸

 

日々の生活の中では、鼻呼吸を阻害しないように、鼻の通りには注意しています。

 

特に、夜寝る前に泣かせないようにしています。鼻が詰まって口呼吸になり呼吸も寝つきも悪くなってしまうのです。

 

子どもたちがケンカなどして泣いた場合は、「鼻が詰まるよぉ」「泣き止みなさぁい」と言って注意します。

 

自分の子ども時代を思い出すと、口呼吸で寝るのって苦しかった記憶があります。

 

それなので、なるべく夜は落ち着かせてから就寝するようにしています。

 

口呼吸のアトピー性皮膚炎への影響をまとめると

口呼吸によるアトピー性皮膚炎への影響の大まかな流れは、ほぼ次の通りだと思います。

口呼吸

↓↓↓

口の中が乾きます

↓↓↓

空気中にある埃や細菌やウィルスはダイレクトに体内へと侵入します

↓↓↓

体の免疫を弱くします

↓↓↓

アトピー性皮膚炎への影響

 

実際に口呼吸による影響ってかなりあると思います。それだけ、鼻は働いてくれているわけなのですね。

 

筆者は、子供と共にアレルギーの飲み薬を飲むようになってから鼻炎がたいぶ良くなってきました。

 

まず、慢性的な鼻のつまりが解消されて、鼻呼吸が出来るようになりました。

 

これって体全体の免疫を向上させていると思います。

 

鼻呼吸を意識することで、普段の噛みしめにも気を付けられるようになりました。

 

なお、噛みしめについては、歯科医院で治療を受けています。

 

これについても、後ほどアップしていきたいなぁと思っています。

今回は、口呼吸を改め、鼻呼吸によるアトピー性皮膚炎の改善についての内容でした。

 

私のアトピー性皮膚炎はいろいろな要因を積み重ねてはいますが、この口呼吸を鼻呼吸に変えることによって得られたことって大きいと思っています。

 

鼻呼吸にした効果があると思うことに、10年悩んできた背中のアトピーの症状が、今はゼロ!ということがあります。

 

鼻呼吸にする方法は、日ごろの注意だけで改善できることですのでやってみて損はないと思います。

 

ちなみに、日本人の口呼吸の割合って、とっても多いそうです。

 

7割ほどが口呼吸だという記述もあるほどです。

 

ぜひ、口呼吸の方は、鼻呼吸に変えていけるように挑戦してみてください。

 

このことで、体の調子がどこかしら良くなるかもしれませんからね。

 

どなたかのお役に立てますように…

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。