湿度計の働き
アトピー性皮膚炎と湿度の関係
私たち皮膚の弱い者にとって、湿度を気にすることって実はとっても大切なことです。
ちょうどよい室内の湿度は、40%~60%と言われています。
しかし、40%台はすこし乾燥よりかもしれません。
だいたい60%前後くらいが良いのではないかなと考えてます。
【乾燥した場合】
乾燥が続くと粘膜も乾燥し細菌やウィルスから身を守る防御機能が低下してしまう場合もあります。
肌が乾燥することで、肌が荒れたりかゆみを引き起こしやすくなります。
【湿気が多い場合】
湿度が高いところはダニやカビなどのアレルゲンが繁殖しやすい環境です。
これらのことからアレルギー反応を起こすことが多くあるのは、良く知られているところだと思います。
湿度計が必要な理由
1.湿度計を見る癖をつける
ちょくちょく湿度を確認すると、季節によって湿度がだいたいどのくらいであるのかがわかるようになってきます。
住まいの地域によって、季節による湿度の変化は違いがありますので、把握しておくことをおすすめします。
また、天気予報の湿度は、屋外の予報ですので、室内の湿度と差がある場合があるものです。
ですので、実際に生活をしている室内で実測してみることが必要ですね。
2.室内の湿度に敏感になる
湿度は、天気が変わらなければ1日の中でそれほど変わるものではありません。
しかし天気によっては室内の湿度もかなり変わってくることが多いです。
室内干しをした場合も湿度が高くなりますし、浴室の蒸気やキッチンの蒸気で一時的に湿度が上がることもあります。
湿度に敏感になることで、室内がどういう状態か、乾燥しているのか、湿気が多くカビやすくなっているかをイメージしやすくなって、対応を変えられるのです。
3.湿度調整が出来るようになる
部屋の湿気が溜まりやすい場所、結露しやすい場所、カビやすい場所を把握することはとても大事だと思います。
ある日気が付いたらカビが生えていた…なんてことにならないように、湿度が高い場所を知っておいて、換気を心がけておくとアレルゲンの発生を防げるようになれます。
蒸気などで湿度が高くなった場合は、換気などをして湿気を外に出すこともおすすめします。
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室内は場所によって湿度が異なる場合があります。
キッチンや浴室、脱衣室などは湿度が高い場所としてよく知られていますが、冬は窓やサッシの他、意外にも玄関や部屋の隅なども湿度が高いことがあります。
また、布団も湿度が高くなる場所です。
通気を良くして、天気の良い日には干すなどして布団内部をよく乾燥させることも大切です。
湿度計を用いて、ちょうどよい湿度を保つように心がけると良いですね。
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