アトピー性皮膚炎の生理前のデリケートゾーン

使えるアイテム

蒸れるかぶれる痒くなる、デリケートゾーンはお手入れ面倒?

 

今回は女性のデリケートゾーン、VIOと言われる場所のケアのお話をします。

 

ぜひ、男性の方も知っていただけたら幸いです。

 

またこちらも読まれています。

→陰部のアトピー性皮膚炎の考え方

→『陰部』のアトピー性皮膚炎や厄介なかゆみの正体とは?

 

さて、女性は月に調子がいい日が何日あると言われているか、ご存知でしょうか。

 

生理期間は腰が重かったり下腹部に鈍痛がしたりしますね。

 

そして、生理前症候群(PMS)という症状名もあるように、生理前にはいろいろな症状を訴える女性が多くいます。

 

【身体的症状】

  • 腹痛
  • 頭痛
  • 眠気
  • 倦怠感
  • ニキビ
  • 体重の増加
  • 足のむくみ・痛み
  • 乳房の張り・痛み

など

 

【精神的症状】

  • 気持ちが不安定になる
  • 怒りっぽい
  • イライラする
  • 泣きたくなる
  • 気にしすぎる
  • 気が張る
  • 緊張状態が続く
  • 集中力が散漫になる
  • 周りに当たってしまう
  • 気持ちのコントロールがしにくい
  • 心が塞ぐ
  • 糖分を摂りたくなる
  • 暴飲暴食をしてしまう

など

症状に心当たりがある方は多くいるでしょう。

男性も周りにいる身近な女性で思い当たることはあるのではないでしょうか。

 

これは女性なら誰しもが毎月のように経験している事ですね。

 

もし、生理前に周りにきつく当たってしまう症状が出ていた場合、当人自身も体が辛かったり心のコントロールが効かない状態でもあります。

 

これらのことを、女性も男性も知っておくべきだと思います。

 

そして、冒頭の問いなのですが、答えは「8日前後」です。

 

女性は月に調子がいい日は、わずか8日前後しかないのです。

 

個人差がありますが、生理期間はだいたい3日~7日です。

 

生理の周期は平均して25日~38日と言われています。

 

生理が始まってから約14日前後排卵が起こります。

 

排卵すると、体が高温期に入ります。

 

そしてこの辺りから、生理前症候群(PMS)の症状が出てくるようになります。

 

ですので生理が始まってから14日後には排卵があり、その間の生理期間3日~7日を除くと、残り日数は6日~10日となります(排卵日は含みません)。

 

1カ月のうち生理期間PMS期間を除いた日数が、この日数です。

 

とても短いと思いませんか。

 

1カ月のうちの3分の2以上を何らかの不調を抱えている、もしくは抱えやすい不安定な状態で過ごしている場合が多いのです。

 

中には排卵痛が起こることもありますし、排卵前後から体調を崩してしまうこともあります。

 

なお、生理周期生理期間の日数は、体調不良やストレスなどで変わってくることは良くあることです。

 

病気か関わっていることもありますので、おりものに変化が見られたりニオイが強くなった場合には婦人科で受診してみることも大切です。

 

婦人科は、敷居が高いような、通いにくいイメージを持っている方もいるかもしれませんが、行ってみればそんなことなかったなって思うと思います。

 

女性のことを考えられた待ち合いや、行き届いた清潔感、居心地の良い空間など、配慮が感じられる個人病院も多くあります。

 

HPなどでも写真が載っている病院がありますので、事前にチェックしておくと気負いせずに通院が出来ると思うのでおすすめです。

 

また、事前に電話で問い合わせしてみると、応対の仕方などの様子がわかりますね。

 

気になる症状がある場合には早めに掛かりつけ医を持つようにしましょう。

 

さて、これだけの不調を抱えやすい女性のデリケートゾーンのかゆみは、蒸れやかぶれ、体調不良などから、簡単に起こりやすくなってます。

 

生理用使い捨てナプキンの素材は、主にポリエステル、ポリエチレンです。

 

最近の生理用使い捨てナプキンは性能がとても良くて、吸水性にも優れていて、肌触りも良いものが多いです。

 

しかし、コットンのような…とか、コットンみたいな…と書いてあっても、構成材料表にコットンが入っていないことがあります。

 

キレイな白色なので製造過程で漂白剤も使っているかもしれません。

 

さらに、使用上の注意には、「お肌に合わないときは医師に相談してください」とあります。

 

つまり、お肌に合わない場合もあるということですね。

 

ポリエステルなどの化学繊維は、石油からできている合成繊維です。

 

これを生理中の肌に付けているのですから、かぶれが起こったとしても不思議ではありません。

 

実際には使い捨てナプキンはとても便利です。

 

しかし、皮膚がかゆかったりかぶれてしまっている場合には、一時的にでも、使用の中断を考えなくてはなりません。

 

使えるアイテムは試してみよう!

 

女性には体に合った優しい生活を送っていただきたいものです。

 

女性の体に起こっている症状を理解することは、女性本人にも理解できなかったりコントロールできない部分が多くあるのですが、知ることで自身や大切な身近な人をより大切にすることが出来ると思います。

 

生理中デリケートゾーンがかぶれてしまったり、かゆみを予防したい場合に、とてもおすすめなアイテムをご紹介します。

 

それは生理用布ナプキンです。

 

愛用している方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

生理用布ナプキンを始めるにはいくつか揃えておくべきものがあります。

 

  • 日中用布ナプキン(多い日用と少ない日用)
  • 夜用布ナプキン
  • 洗うためのバケツ(推奨は蓋つきバケツ)
  • 重曹洗剤
  • 防臭ケース

 

ナプキンの枚数は生理の量で変わります。

 

使い捨てナプキンの1日に使用していた枚数×2日分+1~2枚程度と、夜用が2枚程度あれば足りると思います。

 

念のため、多く用意しておくか、使い捨てナプキンを予備で持っていると安心です。

 

多い日の日中や就寝中は防水シートを挟みます。

 

おりもの用の布ナプキンも売られています。

 

出先で布ナプキンを交換する時は、使用済みのナプキン防臭ケースに入れましょう。

 

使用済みのナプキンは、重曹洗剤と水を入れたバケツの中に浸けておきます。

 

夏は、浸けっぱなしはニオイの元になるので、半日付ける程度で洗って、洗濯機で脱水をしてから干しましょう。

 

メリット

  • コットン100%が肌に優しい
  • 陰部が温かい
  • 好みの柄を購入できる
  • 繰り返し使える

 

よく聞く話ですが、布ナプキンにしてから、自分の体が愛しく思えてきたと実感するケースが多いです。

 

これは、使ってみると感じるかもしれませんが、布ナプキンのふんわりした温かさと、使い捨てナプキンの様にひんやりしないことに驚きます。

 

また、捨てずに洗って繰り返し使うという行為が、自身の体を大切にしているっていう、自覚が芽生える人がいます、筆者がそうでした。

 

デメリット

  • 洗う手間が掛かる
  • 冬は乾きにくい
  • 初期投資が必要
  • 買い替え時は来る、永久ではない
  • 育児中や多忙な時はケアしにくい

 

外出から帰ったらナプキンを洗うなど、生活スタイルが変わります。

 

ですので、育児中や自分の時間が取れない方の場合には、時間のやりくりがむずかしいかもしれません。

 

筆者も、布ナプキンを再開したくてウズウズしてます。

 

それと、生理用布ナプキンを買いそろえるにはお金が案外かかります。

 

ショップで素敵な生理用布ナプキンがたくさん販売されていますが、1枚当たり1000円以上します。

 

実は自分で手作りする人も多くいて、生理用布ナプキンは手作りするも良し、なのですよ。

 

肌に優しい布ナプキン、ぜひ試してみてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。