アトピーの為のストレスからくる火照り (ほてり) 対処法

火照りがかゆみの原因にも

 

 

[火照る]とはどういうこと?原因を考える

 

体温が上がることで、痒みの原因になることはよくあります

 

アトピー性皮膚炎にとって体温が上がったり熱がこもると体が痒くなることは、経験上知っている方もきっと多くいるでしょう

 

【火照るということ】

体温の上昇で、普段では感じられないような、体や顔が暑くなった状態のことを言います

 

例として次のシーンなどが挙げられます

  • 湯船で温まりすぎて体や顔が暑くなる
  • 人前で緊張したり恥ずかしいと感じて顔が暑くなる
  • 急に体が暑くなる、汗が出る
  • 夕方からほてりを感じ血圧も上昇しがち
  • 寒い場所から暖かい場所へ移動し急な温度差で体や顔がほてる

など

 

 

頭部や顔が火照ることを「のぼせる」とも言います

 

一時的なものから慢性的な症状までさまざまです

 

【原因で考えられること】

火照る原因としてはどのようなことが考えられるのでしょうか

 

  • ストレス
  • 暖房
  • 寒暖差
  • 冷えのぼせ
  • 生理
  • 高血圧症
  • 甲状腺機能亢進症
  • 自律神経失調症
    ・自律神経の乱れ
  • 更年期
    ・ほてり
    ・冷え
    ・発汗
    ・顔が冷えるのに手足は冷たい
    ・軽度鬱
    ・不眠
    ・イライラ
    ・動悸、息切れ
    ・ホットフラッシュ

など

 

ではなぜ体温が上がることで体が痒くなることがあるのでしょう

 

体温が上昇することで血中のヒスタミンの量が増えると言われています

 

ヒスタミンはアトピー性皮膚炎の痒みの原因ですから血中のヒスタミンが増えることでかゆみを誘発してしまうのです

 

入浴後、温まった肌が痒くなるのはこのためですね

 

また、大阪大学の研究の最新研究成果リリース『アレルギーの主役・ヒスタミンが発汗を抑制していた』によりますと

 

汗には体温調節や、病原体からの防御、皮膚に潤いを与えるといった大切な役割があります。もし汗が出なければどうなるでしょうか。皮膚は熱をもち、病原体に感染しやすくなり、乾燥してしまいます。これらの症状はアトピー性皮膚炎を悪化させると想像されます (以下略)

出典:大阪大学『アレルギーの主役・ヒスタミンが発汗を抑制していた』より引用

 

このようなメカニズムでかゆみが発症することを研究成果として発表されています

 

汗はかゆみの原因にもなりますが、汗をかくこと自体は体に必要なことなので、汗をかいたらすぐに拭く取るかシャワーで流すようにしましょう

 

そして、一の終わりに湯船に浸かって肌を清潔に保つことが大切ですね

 

ストレスからのほてりを軽減する方法

 

ストレスが続いた状態が続くと、自律神経の乱れからほてりやめまいなどの不調を感じることがあります

 

体のほてりを早く抑えることで、かゆみを止める処置にもなります

 

ほてりを取る方法には次のことが挙げられます

 

  • 保冷剤で冷やす
    おでこ
    わきの下

    手先足先
  • 自律神経を整える
    交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに
    ハーブ療法で朝晩のリズムを作る

  • 生活の質を上げる
    睡眠不足にならない
    規則正しい生活
    食生活を正す
    ストレスを溜め込まない

など

 

ストレスを軽減できるように原因を探ることも大切です

 

忙しい日々かと思いますが、どうぞ自分の心身と向き合う時間を作ってくださいね (*´ω`*)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。