アトピー治療の副作用は怖くない?多毛になる?

毛深くなる?

副作用は怖くない?

 

ステロイドと聞くと、とにかく強い薬皮膚に萎縮が起こるなどなど、様々な副作用についての話を見聞きすることがあります。

 

あなたも一度や二度あるのではないでしょうか。

 

また、ステロイド治療は適量を守っていれば恐れることはない薬であることもよく聞く話です。

 

ステロイドの治療については使用する個人の考え方によると思いますので、ステロイドの使用や不使用を筆者が強く勧めることではありません。

 

筆者の一個人としてのステロイドとの付き合いをご紹介していきます。

 

ぜひ最後までお読みくださりあなたが皮膚のケアをする時に微力ですが何かのヒントになれましたら幸いです。

 

【副作用のこと】

ステロイドには確かに副作用があります。

 

こちらでわかりやすく説明をしてくださっています。

 8)副作用
適切に使用すれば,全身的な副作用は少なく,安全性は高い.局所的副作用については,皮膚萎縮,毛細血管拡張,ステロイドざ瘡,ステロイド潮紅,多毛,皮膚萎縮線条,細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症の悪化などが時に生じうるが,皮膚萎縮線条を除いて多くは中止あるいは適切な処置により軽快する.

出典:日本皮膚科学会ガイドライン アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016 年版

 

つまり、ステロイドは「適切に使用すれば全身的な副作用は少なく安全性が高い」ということです。

 

また、「局所的副作用」については「皮膚萎縮」「多毛」などについても記載してあります。

 

筆者は子供時代から毛深いことに悩みがありましたので、上の子が毛深い傾向にあるため、ステロイド副作用多毛の記載を興味深く見ていました。

 

ただ、筆者が毛深いことは遺伝でもあるかもしれませんので、断定的にステロイド副作用であるためだとは考えてはおりません。

 

また毛深いと言っても動物のようにモシャモシャというわけではありませんので、誤解の無いようご了承頂けましたら幸いです。

 

どの程度が毛深いか多毛であるとコンプレックスに感じるかは、個人的な見解によるところになるとも思います。

 

ここでは一般的なことよりも、筆者が感じているという内容であることを再度お伝え申し上げますね。

 

きっかけは、子供が年頃になって、筆者の子供時代に感じていたように毛深いことにコンプレックスを持ってしまったら…と心配になって多毛のことを考えるようになりました。

 

子供が思春期になるはまだ少し時間がありますが、筆者と同じように子供のひざ下やひじ先(ひじから手首の間)の多毛の傾向が気になっています。

 

ステロイドは適量を守っていれば副作用は怖くないという声もあるものの、副作用はなくはないとも思っています。

 

どう付き合うかは個人的な考えになってきますが、筆者は、炎症や化膿を起こしてしまった場合にステロイドを使うことは悪くないと考えています。

 

そして、短い期間で集中的に治療をし、きれいな皮膚になった後は保湿を中心にケアをしていくことを目標に考えています。

 

ただ、ステロイドを一気に勝手にやめてしまうよりも、皮膚科医と相談しながらステロイドのランクを下げてもらい徐々に変化をしていくことが良いように思っています。

 

【ステロイドの塗り方】

薬は朝晩たっぷり塗ることが大切です。皮膚にすり込むのではなく、盛り上がった炎症部分にも薬がのっているように、たっぷりと指にとり、皮膚にのせるように塗ります。

出典:NHK健康チャンネル「しっかり治そう アトピー性皮膚炎「ステロイドの疑問解決」」

 

皮膚に刷り込むことはNGなのですね。

 

このように効果的に使用していくことで、炎症や化膿を早く治療することが出来ますし、きれいな皮膚を早く作れることが出来ると思います。

 

つまり、ステロイドの使用を短期間にすることが出来、皮膚科医の判断によってはステロイドのランクを下げてもらえると思うのです。

 

筆者も、背中の集中治療を始めてからわずか2カ月程度でステロイドのランクを下げてもらい、ベリーストロングとストロングの混合から徐々に下げていき、今では子供たちと同じミディアムを処方してもらっています。

 

以前は塗り方をすり込むように塗っていて、はやくかゆみを止めたいと思って使っていましたが、薬を炎症部分に乗せるように使用することを言われて、塗り方を変えたら炎症部分は早く良くなっていきました。

 

それでも怖い場合は?

 

傷口は早めにステロイド治療をして治してしまうことに越したことはないと思ってはいるのですが、一方で、わが子の皮膚やご自身の皮膚にステロイドを使い続けることが怖く感じこともわかります。

 

本当にステロイドは使っていいのだろうか、それよりも他に良い方法はないだろうか、そう考えた時期もありました。

 

その場合の提案としましては

  • 規則正しい生活
  • 充分な睡眠
  • 洗剤を刺激の少ないものに変える
  • 食べ物を見直す
  • 腸内環境を正す
  • 清潔にし保湿を心がける

 

等が挙げられると思います。

 

すぐには結果に繋がらないかもしれませんが、こういった環境や食事面を見直すことは大切だと思っています。

 

こちらの記事もご参考になさってください

→アトピー性皮膚炎の、寝てる間に掻く習慣を止める方法

→→冷えピタをアトピー性皮膚炎のかゆみ止めに使うこと

 

外的環境と内的環境を整えることは、アトピー患者の方には必須ですし、すでにいろいろと試して良い方法を見つけている方も多くいると思います。

 

筆者も子どもたちと共に皮膚のケアを続けて、我が家にあった良い方法と子どもたちの皮膚の様子などをご紹介しけたらと思っております。

 

長くなりましたが、ここまでお読みくださりありがとうございます。

 

あなたのアトピーケアにぜひご参考になさってください。

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。