『陰部』のアトピー性皮膚炎や厄介なかゆみの正体とは?

かゆみの正体とケア

かゆみの正体を早く知る

 

アトピー性皮膚炎のかゆみは、前進に及ぶ方もいればある部位に集中して発症したり、男性も女性も年齢も人それぞれ、こうだという形はないものです。

 

成長によって、程度や痒みの範囲が縮小したり拡大するなどの変化があることもあります。

 

また、成長によってアトピー性皮膚炎の範囲が狭くなることもあります。

 

ちなみに筆者の場合は、幼少の頃は全身に及んでいましたが、成長につれて指に集中してきました。

 

顔に出来たことはほぼ無かったのですが、40歳も過ぎた頃におでこにかゆみが出ることが増えてきました。

 

また、30歳を過ぎてから背中からお尻にかけて炎症が絶えませんでした。

 

大人になってもこれほどまでに悪化するものとは思いもよらず、完治まで10年かかりました。

 

その他、言いにくい部位ですが、生理の時期には陰部が痒くなることがありました。

 

陰部は汗をかいたり通気が悪いこともあって、蒸れていることが多いのです。

 

雑菌も繁殖しやすい場所でもあるため、清潔を心がけていなくてはならないなぁと思いつつ、ケアについての知識を得るチャンスがなく大人になりました。

 

また心理的にも医者に掛かりにくい場所でもあり、友達にも言えず、痒くなったり治まったりを繰り返し、なんとなくやり過ごしてきた感じがあります。

 

後に、妊娠中にカンジダに掛かったことで、産婦人科の待ち合いで同じようにカンジダに感染している妊婦さんの多さを、初めて知りました。

 

妊娠中は膣カンジダに特に感染しやすいということなのですが、妊娠中に限らず、また女性に限らず、陰部のかゆみや感染症にかかるリスクは誰にでもあります。

 

感染していた時のかゆみは強烈で、今までの経験を思い返しても、陰部が群れてかゆくなった時の比ではありませんでした。

 

居ても立っても居られないほどの痒さです。

 

このように、強いかゆみがある場合は病気のこともありますので、我慢しないで早めに受診するようにしましょう。

 

一般的には、男性は泌尿器科・女性は婦人科へ、早めにGOですよ。

 

男性の場合

  • 陰嚢湿疹
    強烈なかゆみ
    再発・慢性化しやすい
    感染しない

 

  • いんきんたむし
    強烈なかゆみ
    感染する
    カビの一種「白鮮菌」が原因
    白い粉が出る

 

  • 毛ジラミ症
    強烈なかゆみ
    湿疹は出来ない
    性交渉やタオル強要などから感染
    シラミの一種「毛ジラミ」が原因

    など

 

女性の場合

  • 膣カンジダ
    強烈なかゆみ
    カンジダ菌という真菌が原因
    おりものに変化
    ・粘り気があるヨーグルト状
    ・ポロポロしたチーズ状
  •  
  • トリコモナス膣炎
    激しい痒み
    痛みがある
    ただれる、腫れる
    おりものの量が増える
    トリコモナス原虫が原因
    性交渉やタオル強要などから感染

 

  • ヘルペス感染症
    皮膚からの感染力が強い
    痛みやかゆみがある
    水泡や潰瘍や皮膚びらんに発展も
    ウィルスが体内に潜み再発傾向がある

 

  • 毛ジラミ症
    強烈なかゆみ
    湿疹は出来ない
    性交渉やタオル強要などから感染する
    シラミの一種「毛ジラミ」が原因

    など

 

上記のような病気の可能性がない場合、蒸れたことによるかゆみであれば自宅で出来るケアがあります。

 

  • こちらも読まれています

*陰部のアトピー性皮膚炎の考え方

*アトピー性皮膚炎の生理前のデリケートゾーン

 

ケアの方法

 

  • 陰毛をカットする
  • 通気を良くする
  • 締め付ける衣類を着ない
  • 洗いすぎない
  • 便をしたら良く拭き清潔を保つ

 

陰毛をカットする時には、ハサミを使って、量を調整する程度が良いと思います。

 

ハサミを大きく使うのではなく、小さく開いて刃先でカットするようにしてくださいね。

 

間違って皮膚を傷つけてしまってはいけませんので。

 

なお、剃刀で剃ってしまうのは、皮膚を傷つけたり生え始めてきた毛で皮膚に刺激になったり傷めてしまうことがあるためです。

 

しかし、毛ジラミ症の場合は、陰毛にケジラミが寄生するため、陰毛を剃り落してしまうのが毛ジラミの除去方法として有効ですが、専用のシャンプーやパウダーを病院から勧められる場合もあるということです。

 

主治医によくご相談なさってくださいね。

 

そして、洗いすぎないということは、力を入れずに石けんを良く泡立ててから洗うと良いと思います。

 

女性の膣内は自浄作用があるため、洗うのは陰部の表皮を中心に、奥まで洗いすぎてしまわないことが大切ですね。

 

男性は汚れを溜めないように優しくよく洗うのがいいでしょう。

 

また、便がお尻についていない様、トイレで良く拭いたりウォシュレットを使用したりして、清潔に気を付けましょう。

 

この様にして、陰部のかゆみや蒸れを減らしていけますが、前述しました通り、強いかゆみや異変を感じたら、病院で受診をするようにしてくださいね。

 

自宅ケアの仕方はこちら▼

陰部のかゆいアトピー性皮膚炎の考え方とケア法

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。