アトピー性皮膚炎とコスプレ
アトピーで沈んだ心を、コスプレが変える可能性
コスプレは漫画やアニメの世界のキャラクターになりきることが出来、今やいろんな世代で楽しめるほど浸透してきました。
しかしコスプレと聞くと、コスプレをしない方からは好奇な目で見られたり、オタクのイメージが強かったり、特殊な世界に見られたりなど、まだまだ受け入れにくいと思っている方たちもいることは確かなようです。
コスプレの歴史は1960年代のアメリカでのSFキャラのコスプレが発端だったと言われているようです。
日本では1970年代にSFの仮装をしたことに始まり、アニメのキャラクターのコスプレイヤーがだんだんと増えていったようです。
日本のコスプレの歴史は、いまから約40年前、昭和50年代からという事を知ると、意外にも古くからあったという印象を受けませんか。
コスプレをする人たちの特徴的なことは、漫画やアニメに登場するキャラクターが好き、ということ以外にも、変身願望があるということが挙げられると思います。
変身願望ということの中には次のような心理が隠れているのではないでしょうか。
- 刺激が欲しい
単調な日常を変えたい - コンプレックスがある
自分を変えたい - 別の誰かに近づけたい
自分を高めたい
まだまだあるかもしれませんね。
筆者は漫画やアニメのコスプレは未経験ですが、「単調な日常を変えたい・楽しく過ごしたい」という気持ちから「変身願望」が多少なりとも持っているので、コスプレで楽しんでいる方を見ていると楽しい気分になってきます。
自分で衣装を作ったりお友達とお揃いにしたり、充実した時間を過ごしているようにも思えます。
ただ、のめりこみ過ぎて現実世界でのやるべきこと(勉強や仕事など)がおろそかになってしまっては、本末転倒かなという気持ちもあり…この辺はみなさんバランスを取っているのでしょうね。
さて、変身願望を満たしたり気分を変えるということではコスプレには大きな力があると思っています。
漫画やアニメに限らず、小説や童話・寓話・昔話、などなど、たくさんのキャラクターに返信することは、心のリフレッシュにもなります。
これはアトピー性皮膚炎の鬱々とした気持ちを晴れ晴れとさせてくれる楽しいイベントになる可能性が大いにあります。
筆者もとっても期待しているところです。
心の栄養にコスプレがいい
ただ、アトピーの炎症や傷跡、蕁麻疹の発疹や斑点などがあったりすると、気持ちが後ろ向きになってしまうかもしれません。
症状によってはキャラクターに近いメイクが出来ないかもしれませんし、肌を露出する衣装が着れないなどで、困ることがあるかもしれません。
しかし、衣装を考えたり作ったり、アイテムを用意したり、ウィッグを見つけたりすること自体が、心の栄養になると思っています。
鬱々と過ごしているよりも、気分転換をして自分を楽しませてあげること、これはとっても大切なことですね。
筆者は若かった頃の自分に教えてあげたい気持ちがあるのです。
ボロボロになった皮膚を見ては気分を落としていましたから。
もしあなたが、思うように皮膚が治らずに鬱々と過ごす日があったら、ぜひコスプレや仮装をして自分の中の変身願望をかなえてあげることをおすすめしたいです。
人は誰しも多少の変身願望は持っているものだそうですから、ご自身をちょっとイメチェンさせてみると大きな気分転換になるかもしれません。
非日常を楽しむ
コスプレの良さは、変身して非日常を楽しめるということですね。
お友達と共通の話題で盛り上がれることは本当に楽しいことですから、こういったことで上手に気分を高めていけると良いと思います。
筆者のように、漫画もアニメも普段は見ないしキャラクターの知識もない…という方も、コスプレに抵抗を感じなくてもいいのです。
今はハロウィンがかなり浸透してきてますよね。
とってもいい時代だなぁと思います。
アトピー性皮膚炎の治療を続けながら、時々こういう非日常を味わったり、違う自分を演じて、自信をつけるのもいいものだと思います。
鏡を見るのが辛い、皮膚の治療が辛い、という方が、どうか鏡に映った自分に自信が持てますように……
コスプレはおすすめの一つの案です。
せっかくの人生ですから、やりたいことをして、楽しく過ごしていきたいものですね ♪
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