毎日のケアでストレスに負けない肌作り

精神的なストレスとは?
アトピー性皮膚炎はほぼ慢性的な疾患ではないでしょうか。
良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、治療は長期に渡ることが少なくないので、精神的にストレスを抱えやすいとも言われているようです。
個人差があると思いますのですべての方には当てはまらないと思いますが、ストレスは心の不調にも繋がっていくと思います。
筆者は子どもの頃に、重度のアトピー性皮膚炎を患っていましたが、あの頃を思い返すと、あきらめの気持ちやイライラに耐えていた毎日でした。
それはあまりにも長い間、良くなったり悪くなったりを繰り返していたからです。
綺麗な肌の時もあることはあるのですが、すぐに肌が割れてきたり強烈なかゆみが襲ってきたりします。
肌の調子が良い時は、自分の肌じゃない気がしてすごくうれしかったです。
今思えば保湿が足りていなかったせいなのですが、ケアが正しく出来ていないせいですぐに悪い肌になってしまいます。
特に夜眠れなかったり睡眠から目が覚めてしまったりするほどの時は、痒みが止まらず、掻きむしり、気持ちがかなり乱れ、その後は悲しいほど痛みと戦わなくてはならず、精神的にとても疲れ切ってしまうのです。
乾燥やぶつけたりして皮膚が切れる
↓ ↓ ↓
炎症が酷くなる
↓ ↓ ↓
強烈なかゆみ
↓ ↓ ↓
抑えきれずに掻く
↓ ↓ ↓
イライラする
↓ ↓ ↓
かゆみがいつ止まるか不安になる
↓ ↓ ↓
掻きむしった後かゆみが治まる
↓ ↓ ↓
気持ちも鎮まる
↓ ↓ ↓
痛みが襲う
↓ ↓ ↓
ボロボロな肌を見るのが悲しい
↓ ↓ ↓
患部がグジュグジュになっていく
↓ ↓ ↓
浸出液が出る
↓ ↓ ↓
皮膚が再生される過程で痒くなる
↓ ↓ ↓
包帯の上からでも掻いてしまう
↓ ↓ ↓
イライラする
↓ ↓ ↓
繰り返し少しずつ良くなる
↓ ↓ ↓
気持ちも落ち着いてくる
↓ ↓ ↓
皮膚が再生される
↓ ↓ ↓
綺麗な肌になっていく
↓ ↓ ↓
気持ちが軽くなってくる
↓ ↓ ↓
乾燥やぶつけたりして皮膚が切れる
これは筆者の子ども時代に経験していた大まかな例なのですが、こんな風にして繰り返すことが多くありました。
まさに負の連鎖だと言えます。
オレンジ色の文字が感情なのですが、この様にして大きく揺れ動き、炎症が酷い時は精神的にも消耗してしまいます。
正しいケアをしっかり続けないと、いつまで経ってもこの連鎖から抜けることは出来なかったのです。
当時、今自宅でやっているような正しいケアが続けにくい環境にいました。
長期になるほど精神的な負担も大きくなる傾向
筆者の肌は中度~重度を繰り返していました。
上のような重度の連鎖もありましたが、浸出液は出ないけど無意識にぽりぽりと掻いてしまい血が出る…という筆者にとっての中度の状態の時もありました。
状態の悪い時期はトータルでとっても長い期間でした。
幼児の頃から中学くらいまでが一番ひどかった時期ではないかなと思います。
この長い期間の思い出にはいつもアトピーが一緒でした。
勉強の時の集中力が続かずに気が散ってしまうことも、実際にありました。
集中力が続かないのは筆者の実力がないからということもありますが、アトピー性皮膚炎の痒みやイライラが集中力の妨げになることがあるということは、筆者ではなくてもあるようです。
これらは正しいケア、つまり、保湿が出来ていなかったのが原因です。
しっかりとステロイドを使い短期で傷口を治し、こまめに保湿を続けることでした。
皮膚にバリア機能を作ってあげず、外部からの刺激で皮膚の状態が悪くなり、炎症とかゆみに悩まされてしまっていた筆者の人生ってもったいなかったなぁと思います。
しかし、今なら正しいケアをして、子どもたちの肌を守っていけると思っていますし、これから先の長い人生で同じ経験はさせてはいけないと思っています。
こういうことに心を捕らわれているよりも、人生の中で楽しい時代に、もっと他に学べることや経験できることがたくさんあるはずなのですから。
わが家は筆者の教訓を基に毎日肌のケアの時間をしっかり確保しているので、子どもたちの肌はとってもいい状態を維持しています。
幼い子どもにとって、親がしてあげることが全てだと思っています。
親がケアを続ければその結果が出るし、ケアを怠れば、子どもだけではケアを続けることは出来ませんから。
これからも心を軽やかに素敵な人生を歩んでいってほしいのと、筆者も子どもたちと共に楽しく過ごしていきたいと思って、子どもたちのお世話を続けています。
コメントを残す