色素沈着の影響

色素沈着とは?
アトピー性皮膚炎における色素沈着は、日常的によく書いてしまっている箇所の皮膚が刺激を受けて黒くなってくることからよく起こります。
炎症を繰り返していくと、炎症部分の皮膚が固くなってくる苔癬化(たいせんか)という症状がでることがあります。
↑こちらでもアップしましたのでぜひお読み下さり、改善のヒントに役立ててくださいね。
苔癬化した肌は色素沈着した肌のように黒ずんで見える上、皮膚の表面がゴツゴツしてきて、とてもきれいな肌とは程遠く見えてしまいます。
色素沈着も苔癬化した皮膚も、長く付き合っていると精神的に落ち込んでしまう場合もあります。
筆者もそうでした。
なかなか治らない皮膚を毎日見て生活しているので、自分の皮膚を嫌になることは良くありました。
だんだんあきらめに近い気持ちになってくるのですね。
これだとせっかくの楽しいチャンスも過ぎていってしまうこともあるでしょう。
心のケア
色素沈着は見た目の問題で、長引くほど精神的にも影響が出てくるものです。
顔に出来てしまった場合は、メイクで隠すことや、髪型で隠すことも出来る場合もあります。
しかし、子どもの場合はメイクをして学校に行くわけにもいきませんし、髪型で隠すというのは場所によって無理があったり、まだ肌を清潔に保つ上ではあまりおすすめは出来ません。
一つの例ですが、夏に日焼けした肌がターンオーバーでだんだんと落ち着いてきてもどの肌色に戻っていくことは誰にでも経験があると思います。
この様に、肌の自然な力を待つようにします。
とはいえ、なかなかしつこいシミや洋服などのこすれなどから来る色素沈着は、コンプレックスにもなりやすかったりします。
色素沈着がコンプレックスになりやすい箇所は、顔、目立つところ、VIO含むお尻まわり等が挙げられると思います。
早めに何とかしたい色素沈着ですが、薬品やレーザーは皮膚に刺激が強いので、アトピー性皮膚炎であればよく主治医と相談して、なるべくなら日常で改善していく方法を考えた方が安全です。
日常的に肌に刺激の少ないものを選択して過ごすことが良いでしょう。
特に、敏感肌の方も化粧品に反応してしまうことが多いので、より自然に近いもので、時間が取れれば手作りの化粧水を作って使用するのもおすすめです。
そして、一人で抱え込まないようにすることが一番大切です。
家族で共にケアを続けていったり、同じ皮膚疾患を持っている友人を得ることで大きく過ごしやすくなるケースもあります。
アトピー性皮膚炎は、そうでない人からの理解が得られにくい場合があります。
中には、皮膚炎が移ると勘違いをしていたり、からかったりする人もいます。
理解が少ない人もいることは事実です。
そこに心を痛めていては、もったいないと思うのです。
家族・友人・コミュニティなどのつながりが心持ちを変えられるきっかけになる可能性があります。
自分自身の皮膚を受け入れて、ケアを続けながら、前向きに過ごして自然なターンオーバーを促せれば、次第に良い循環になっていくと思います。
イライラしたマイナーな精神は皮膚にも体にも良くありませんものね。
心が元気になれるように、自分を楽しませてあげられる毎日を手に入れることが、慢性的な皮膚疾患と付き合っていく上で大切なことだと思います。
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