原因の特定
アトピー性皮膚炎は原因を特定できない
アトピー性皮膚炎の原因を特定することは難しいと言われています。
- 考えられている要因は…
遺伝
環境要因
外的要因
内的要因
など
また、一つの要因だけでなく複数の要因が重なっている場合や体調に左右される場合もあります。
ある特定の食材に対してアレルギー反応がある「食品アレルギー」のように、原因物質を特定していくことはアトピー性皮膚炎にとって難しいということです。
<食物アレルギーの検査>
食品アレルギーの原因を特定する方法には血液検査や皮膚テストや食物経口負荷試験などがあります。
食物経口負荷試験などは、アナフィラキシーが起こることも考えて、必ず医療機関で受けるようにします。
<アトピー性皮膚炎の検査>
しかし、アトピー性皮膚炎が受けられる検査もなくはないのです。
アトピー性皮膚炎の直接的な原因を追究するものではありませんが、あなたの辛い状況を改善する助けとなるでしょう。
アトピー性皮膚炎は他の皮膚炎を併発することがありますので、その原因を特定することで回避が出来たり症状の緩和が期待できます。
パッチテスト
パッチテストでわかることは主に次のようなものです。
金属アレルギー、かぶれ(接触性皮膚炎)、薬疹(薬を内服したり注射したりすることで全身において赤いブツブツが出る症状)
また、アレルギーの検査方法にはパッチテストの他にも血液検査やスクラッチテストなどがあります。
医療機関によってもアレルギー検査の内容に違いがある場合がありますので、希望する場合には相談が必要でしょう。
- アレルギー性接触皮膚炎の原因
化粧品
洗剤
塗料
皮革
金属イオン
など
- 金属アレルギーの主な原因
ニッケル
コバルト
クロム
水銀
鉛(子供向けの安いアクセサリーに使用):ジュエリーの成分である貴金属(金銀プラチナ)には加工が難しいことなどから鉛は含まれていません。鉛の肌への接触は問題ありませんが、体内に入った場合には危険とされているため、誤飲には注意が必要です。
20種類ほどの金属が原因として知られています。
一度発症してしまうと完治が難しいと言われています。
かゆみや赤みなどの症状が出た時は皮膚科で検査をし使用を中止するようにしましょう。
- 製品
ジュエリー
アクセサリー
バックル
ヘアピン
時計
ブラジャーの形状記憶合金
めがね
など
- 花粉症の原因
スギ(2月~4月)
ヒノキ(3月~4月)
イネ科
・カモガヤ(5月~6月)
・オオアワガエリ(6月~8月)
・ススキ(9月~10月)
・ハンノキ(1月~4月)
・シラカンバ(3月下旬~6月)
・フタクサ(8月~9月)
ヨモギ(9月~10月)
カナムグラ(8月~10月)
など
これらの検査は皮膚科、耳鼻科、アレルギー科、内科などで受けられることが多いですが、検査内容や費用は医院によって違いがあります。
また、すべての検査が出来るわけではありません。
原因物質がわかっても日常生活でその原因物質を避けることが出来ない場合もあります。
ですので積極的に勧めない病院もあるようです。
検査を希望する場合は、事前に問い合わせや相談をされるのが良いと思います。
アレルゲンの種類を頭の片隅に入れておくだけでも、日常生活でなるべく避けることが出来る場合があるんです。
また、食品の摂取から体内の不要物の排出を促したり、腸内環境を整えることも、アレルギー症状を緩和するために効果的と言えます。
日常生活の中でも出来ることをしていくことがアレルギーと上手に付き合っていくコツと言えるでしょう。
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