こんにちは。
アトピーの皮膚を掻き壊した後にくるあの痛み、イヤですよねぇ。
ご経験された方いらっしゃいますか。
私は指が酷かったのですが、ちょっとぶつかっただけで傷口が開いて、血がにじんでくることがあります。
痛みはヒリヒリ、チリチリ、といった鋭い痛みです。
まるで、針に刺されているかのようです。
筆者は、軟膏を塗ってはいましたが、痛みをただ我慢していました。
指先にはちっちゃな血の塊があちこちにいつも出来ている状態です。
乾燥の季節には、指を曲げることも痛くてどうしようもない位でした。
でもまた強烈なかゆみに襲われることを知っているんです。
そして、我慢ならずに掻いてしまう…この繰り返しでしたから、治そうなんて気も起らないし、どうしたらいいのか見当がつかないといった感じです。
とにかく、かゆみと痛みに耐える、といった毎日でした。
アトピーの方で、同じようなご経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
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掻いた後は皮膚はどうなっているのか
▲この画像、すごいですね。マグマのようです。
私の、かゆみのイメージにピッタリだと思っています。
さて、掻き壊した皮膚ですが、アトピー性皮膚炎の肌は強度の乾燥肌とも言われています。
皮膚科で、指の皮膚に弾力性が少ないと言われたこともありますよ。
つまり、水分が足りていない状態なのですね。
この乾燥した皮膚を引っ掻いてしまうと、皮膚に傷がついてバリア機能が壊れてしまうのです。
そうしてバリア機能が皮膚からは水分が蒸発していってしまうことになります。
そうするととっても刺激に対して抵抗力の弱い肌になってしまい例えば、衣類がこすれただけでかゆみが出るといったことが起こりるんです。
掻くと、患部はさらに悪化し、治りにくくなります。
こういった負のループから簡単には抜け出せない状態になってしまいます。
掻く
↓↓
皮膚に傷がつく
↓↓
バリア機能が負傷する
↓↓
皮膚の水分が蒸発
↓↓
乾燥
↓↓
刺激に弱い肌
↓↓
かゆみ
↓↓
掻く
↓↓
患部が悪化
↓↓
繰り返す
改めて可視化するとわかりやすくなりますね。
掻き壊してしまうと、皮膚ではこういった悪循環が出来上がっているのですね。
掻いた後の痛みはどこから来るのか掻き壊した後の皮膚には、無数の傷がついています。
これが痛みの原因ですね。
皮膚に大小さまざまな切り傷がたくさんついています。
この痛みって、本当に痛いのです。
患部を動かしたり何かに触れる度に、とても痛みます。
肌が乾燥しているので、大きく動かしたりどこかにぶつけたりすると簡単に傷口が割れて広がってしまうことがあります。
するとさらに痛みは大きくなっていき…
患部があちこちにあると、体のあちこちでこういった痛みが起こります。
筆者は効き手が酷かったのですが、乾燥すると両手の指がそれぞれ割れてしまうので、右も左も痛い状態が続いていました。
掻いた後のケア
保湿が大切ですよね。
引っ掻いてしまったら、根気よくケアを続けて早めに悪循環から抜け出せるようにしていきたいものです。
保湿の他はステロイドで患部を集中的に治療するのがいいと思います。
筆者がよく皮膚科の先生に言われることですが
「肌全体に薄い膜を作る感じ」
「保湿クリームをたっぷりと塗ってあげてください」
という言葉をしっかり守って、わが家では保湿クリームをたっぷり塗っていきます。
保湿軟膏もちょっとべたつくけれど乾燥肌にはとっても良いですね。
うちの子が乾燥がすこぶる酷い時は保湿クリームを塗っただけではガサガサ肌が治まらず、上からワセリンを塗ることもあります。
ワセリンは市販の純正のもので我が家に常備しているものです。
そんなことを主治医に話したら、プロペトを処方してくださいました。
プロペトはワセリンと同じものです。
保湿クリームで肌に水分を補給し、その上から蓋をするように保湿軟膏を塗ったらふっくらいつもの肌に戻りました (*´ω`*)
子供は特に無意識に掻き壊してしまうので、乾燥してきたかなと思ったら早めの手厚い保湿ケアをするように心がけています。
おかげで今のところ子どもたちの肌の乾燥の心配はなく、なんとかなっています。
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