真夏の過ごし方
汗が染みて痛いアトピー性皮膚炎の夏の過ごし方
汗をかく季節は、アトピー性皮膚炎には過酷な季節です。
やっと乾燥の季節が過ぎたと思ったら、もう汗疹の季節が見えてきました。
子供たちはとっても汗っかきなんですね。
春先だというのにこのところ汗をかくくらい暖かい日が続きました。
そこで今回は夏の過ごし方を提案していきます。
どうぞご参考になさってくださいね。
さて、ちょっと肌に髪の毛が触れただけで痒くなったり、子供が足を触るだけでゾワゾワゾワーと痒みが走ったり…。
些細なきっかけで痒くなる、無意識に掻いてしまう、そういったことがごくごく自然な事であって、気が付けば患部から血が出ていたなんてことありませんか。
中度から重度のアトピー性皮膚炎を持っている方なら、こうことってわりと日常茶飯事ではないでしょうか。
少なくとも筆者がそうでしたよ。
無意識の掻き壊しが続いてしまうと、よくなりつつある箇所も治りずらくなっていってしまいます。
その対策として、顔に髪の毛がかからないように縛ったり、洋服の素材を綿に変えるだけでも違います。
幼い子供の柔らかい皮膚の場合、短い髪の毛先が数日でも耳に掛かったままだと、そのうちに耳の上部や下部の皮膚が切れてしまいます。
耳切れっていうんだそうです。
(耳が切り取られてしまうという意味ではありませんよ。筆者はそう思ってしまいました(;^_^)
カットした毛先って、鋭いんですよね。
肉眼ではそんな風に見えないのですけど、子供の柔肌だとすぐに傷つけられてしまうようなんですね ( ノД`)
そうならないためにも、耳周りの髪の毛は耳につく前にカットをすることや、女の子の場合は長く伸ばして縛るという方法もあります。
なるべく肌に刺激を与えないように、日常的に気を付けていく必要があると思います。
それから、子供も大人も、汗をかいてべとべとになった肌は放置せず、すぐ汗を流すことがとても大切です。
夏が近付いてくるころから残暑までは、毎日のように大量の汗をかきます。
その都度汗を流して着替えるのが理想ですね。
でもそれが出来ない職場などの場合は、汗をかかない工夫や、こまめに汗を拭いて着替えたりすることで対処が出来ます。
汗を全くかかないことは不可能かもしれませんが、汗を少なくする工夫ならなんとか出来そうですね。
次のことをご参考に、いかがでしょうか。
- 髪の毛を縛る、短くカットする
- 涼しい場所へ移動する
- 手首を冷やし体全体に涼を
- 鼻から冷気を吸う、脳を冷やす
- 保冷剤をガーゼ等で巻き脇に挟む
- ハッカ油に香りを利用する
- 外仕事は避ける
- 水分は少量をこまめに摂るように
火照った体ではかゆみが出てくることがありますので、涼しい場所へ行って体のほてりを取ることも効果があります。
そして、水で手首を冷やすと、血液が冷やされて体内を巡り涼しさを感じられるようになります。
これもとってもおすすめの方法です。
出先で水を用意できないときは、化粧室で手を洗う際に流水を手首まで当てると良いですよ。
足を冷やすことも有効ですが、冷え性の方や下半身がむくんで冷えやすい方は手首の方がいいかなと思います。
次に、鼻から冷たい空気を吸うと、脳が冷やされると読んだことがあって、それから筆者が試している方法です。
涼しい場所へ行った際には、ぜひ鼻からゆっくり息を吸ってみてくださいね。
あまり激しく吸うよりも、体調に合わせながらゆっくりをおすすめしますよ。
それから、脇に保冷剤を挟むというものですが、直接肌に触れないよう、ガーゼにくるんでくださいね。
低温火傷してしまったり、水分で肌が荒れたりする可能性があります。
ハッカ水を室内にスプレーしてみたり、ハッカ油の匂いを嗅ぐと、スーっとして涼を感じられます。
肌荒れが酷い時は刺激になりますので、肌に直接つかないようにご注意くださいね。
外仕事を避けるというのは、職種によっては難しいと思います。
外で汗をかく場合、着替えやシャワーが出来たら一番いいのですが、それも難しい場合があると思います。
そういう時は、あらかじめ背中一面にガーゼや手ぬぐいを挟んでおいて、汗をかいたらそれを交換する、というのを、更衣室や化粧室などでしてみてください。
ちょっと手間に感じるかもしれませんが、やるやらないには大きな差が出ますよぉ。
経験上かなりオススメですよ。
それから汗を掻かないようにと水分の量を減らしたり飲まないのは、ご存知だと思いますがNGですね。
こまめに水分補給していきましょう。
キンキンに冷えた飲み物を飲みたくなりますが、なるべく常温か常温に近い温度が良いと思います。
冷えた食べ物を食べた後はお湯を飲むと内臓が冷えなくていいですよ。
猛暑、酷暑の真っただ中だと難しいですが、なるべく平常心を保てるようにしているのもポイントだと思ってます(;^_^A むずかしいですけど
子供が小さいと思うとおりにならずにイラッとしてしまうこともありましたが、そうすると、余計に暑さが倍増するように感じます。(私だけかな)
暑い暑いと言うよりも、より涼しく感じる方法を探した方が得策だと思ってます。
暑いと思えば思うほど、暑さから逃げられない気持ちになったりするものですから。
暑い季節には汗疹はつきもので、汗疹を作ってしまうと悪化しやすく、なかなか治りにくくなっていくんですね。
子供のアトピー肌だと、トビヒやイボに感染しやすいので、いつも以上に清潔に保ちたいところです。
筆者は汗疹の炎症箇所に汗やばい菌が付着し、染みて痛くなったりかゆくなったり居ても立っても居られないほどの不快感を感じながら10年程夏を過ごしてきました。
外出も気が滅入るようになります。
汗をかくこと自体は、体の機能として必要な事なのですが、アトピーに関してはなるべく早期の対処が必要だと思ってます。
家にいる場合は、風通しを良くしたり、エアコンをつけたりするほか、床はひんやりしていて涼を得られます。
家のことを済ませた後は、床に張りついてごろ寝するのも、おススメです。
食事面をまとめました。こちらもご参考ください▼
アトピーに役立つ真夏の栄養バランス
金属アレルギーを回避
汗をかく時期には、他にも気を付けたいことがあります。
汗に微量の金属が溶けて肌が反応し、炎症を起こすことがあるんです。
それが金属アレルギーです。
これも個人差があると思いますが、一度発症してしまうと完治が難しいと言われているので、アトピー性皮膚炎の方はぜひお気を付けください。
特に首回りに直接つくネックレスと、ピアスです。
金属アレルギーの痒みも強いですからね。
ピアスは樹脂性の物を選ぶとか、金属性のネックレスは直接肌に付けないなど、ちょっとした工夫で痒みを防げますから、試してみてくださいね。
さて、暑い時期って長く感じませんか。
我が家は冷房が効かなかった時期が長かったので、いろいろな対策方法が身に付きました (;^_^
少しでもあなたのお役に立てましたら幸いです (*´ω`*)
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