重度のアトピー性皮膚炎には炎症を小さくすることから

重度のアトピー

 

重度の背中のアトピーを治した筆者の体験談

アトピー性皮膚炎、これでたくさんの人が悩んでいると思います

 

長く慢性化していている場合、半分諦めている人も少なくないと思います

 

筆者も諦めていた一人です

 

子供が出来て背中の炎症が酷くなっても、惰性でケアをしていて、「きっと治らないでしょ」なんて気持ちがどんよりしてましたし、どこかで「治ると良いなぁ」とも思ってました

 

さらに、治る人とぶり返してしまう人の違いって、どこにあるのだろうと、ずっと思ってました

 

 
慢性化して何年も経っていると、肌荒れ状態に慣れてしまって「治そう、治ろう」っていう気持ちが失くなってくるんですね、少なくても筆者はそんな風に思ってしまってました
 
 
 

慢性化って、だいたい6か月症状が続くことで慢性化と言われてますから、アトピーだと言って悩んでいる人の殆どはすでに慢性化しているといってもいいのではないでしょうか

 

治ったと思っても、またぶり返してくるアトピー症状って、本当に本当に、気が付けばいつも一緒、一心同体といった感じです

 

 

慢性化してしまったアトピーは、1日2日ではなかなか治せないものです

 

早急に治すのって難しい

 

そう思います

 

筆者の場合は、すぐに結果が出ないから治す気が薄れてきて、良くなったり悪くなったりを繰り返すうちにどんどん重症化して10年あっという間に経ってました

 

 

背中だけではありません

 

もともと幼少の頃から首、手首足首、膝裏、肘内側、両手の指にアトピー性皮膚炎の症状があって、成長につれて皮膚が強くなっていき、両手の指を残すのみとなっていました

 

指の症状は、効き指の方が酷く、仕事で使う大切な布に点々と血を付けてしまい…

 

(お嫁さんが着る打掛ですよ…白無垢です…金の刺繍が施してありました ……………  汗)

 

部分洗いをしてくださいましたが、輪染みになってしまって…結局は、経営者の方がクリーニングに出されたのかなと思います 最終的な詳細がわからずですが、今でも身が縮む思いです … 

 

手の症状は、本当に困ったものでしたが、生活するうえでは慣れっこになってしまっていました

 

 

しかし、背中の症状は、外出も制限されてしまっていて、育児をする上で苦痛を味わっていました

 

 

もう元の背中に戻らないのかもしれない…10年も経ってしまった

 

 

そんな風に諦めた気持ちで、鏡に写った背中を見ては鬱々と過ごすことも多くありました

 

 

小さな階段を丁寧に毎日上っていく

 

そんな生活を送っていた時、年度末を迎え始め、いよいよ次の肌に過酷な季節(梅雨から夏)が見えてきました

 

子供たちの肌を守ることと次のシーズンは必ずや感染症にかからせないという目標を立てました

 

そこで、ふと思い立ったんです

 

私もがんばってみるか?!?!

 

ちょうど、娘が卒園入学を控えていまして

 

私の気持ちが、子供と共に未来に進んでいて前向きになっていたのだろうと思います

 

 

皮膚科の先生に宣言しました

 

「背中の炎症を治したいんです」

 

 

それまでも皮膚科には通っていましたが、主に子どもの皮膚の治療が中心で、私はひどく荒れた時のみでした

 

 

子供の頃から皮膚科に通っていましたので、もう惰性で受診しているようなものでしたから結果も出せたものではありませんでした

 

 

しかし、一念発起し、それから毎日ステロイド剤を患部一粒一粒に丁寧に塗って、保湿剤も塗り、飲み薬のザイザルをの飲み続けました

 

 

入浴後の忙しい時間でしたが、塗り薬を塗る時間はしっかり確保することで、ケアに集中することが出来たのです

 

時々子どもたちも背中に薬を塗ってくれました (*^-^*)

 

 

これが、とっても力になったんです

 

 

小さな可愛い手で、ちょんちょんと塗ってくれて、とっても嬉しかったです

 

 

1週間も過ぎたあたりから、炎症箇所が少しずつ減っていき、1カ月を過ぎた頃は、子どもたちと数を数えて喜んでいました

 

 

こうなってくると、鏡で確認するのも楽しくなってくるんです

 

 

いつもならここで油断して自分の頃は後回しになってしまいがちな筆者でしたが、しかし気を抜かずに続けていくと…

 

 

炎症箇所の傷口が塞がり

⇓  ⇓

赤紫に変わり

⇓  ⇓

薄い茶色の色素沈着になり

⇓  ⇓

凸凹した肌が平たんになり

⇓  ⇓

元のツルっとした肌になったのです

 

 

全部の炎症箇所がキレイに消えるまでには3~4ヵ月かかったと思います

 

 

力になったのは次のことです

 

  • 皮膚科治療
  • 毎日の保湿
  • 子供たちの協力
  • 食べ物
  • 飲み物
  • 洗剤を変えた
  • 衣類をコットン中心に
  • 布団にダニ防止シーツ

 

 

 

ここで大事なのは、保湿クリームもステロイドも皮膚に擦り込まないってことです

 

自然に肌に浸透していくので、チョンと乗せるくらいで良いんです

 

だいたい30分くらいで肌に浸透していくということですよ

 

しかし、筆者の場合、背中全体と更にお尻の方にまで広範囲に炎症が広がっていたので、ステロイドを乗せていくのはなかなか時間と根気が必要でした

 

夜の忙しい時間帯です(当時筆者は子供たちと入浴してました)

 

塗るのに5分は掛かってましたが、惜しまずしっかり時間をキープすることって大変なんですよね

 

でも時々子どもたちが塗ってくれることもあって乗り越えられました

 

子供たちの応援効果って、本当に絶大だなぁって感じてましたよ

 

小さな手からたくさんの愛情をもらいました

 

で、毎晩毎晩鏡を見ながら塗っていくと、1週間ほどで数が減っていて、さらに続けていくと、キレイな皮膚の方が炎症が広がっている範囲よりも広くなってきました

 

 

ここで手を抜かずに淡々と続けていくのが大事です( ←筆者は耳が痛いです…)

 

ツルツルな背中をイメージしながら、毎晩地道な作業を続けていくのです

 

スピード感は全くありませんでしたが、この方法で着実に成果が出てましたよ

 

集中的に短い期間で治せると、薬物療法も短い期間で終われます

 

薬の塗り方の他にも、気を付けたことは細々とありました

 

薬だけに頼らないことも、早く治療を進める上で大切だと思います

 

どれも、普通の主婦が生活の中で出来ることなんですよ

 

まず調理にサラダ油を使うのを止めてみました

 

揚げ物はスチームオーブンを使うようにして、揚げ油、揚げ物用鍋、油を固める粉は処分して、スッキリ!

 

我が家にあるのは、エクストラバージンオリーブオイルとごま油です

 

ただ、筆者は甘党でして、糖分との付き合い方が課題なんです (飲酒とタバコはしませんが、糖分が…)

 

お菓子を食べる機会を少なくする代わりに、添加物に気を付けて自分で作るようになりました

 

 

ベーキングパウダーを重曹に変えたり、砂糖の量も調整出来て良いですよ

 

 

といっても簡単に出来るものしか作れないんですけどね

 

 

その他、調味料のみりんは、お米から出来た「本みりん」、スーパーで500円位で買えます

 

これで、料理に砂糖を使わずにまろやかに煮込めて美味しくなるんです

 

あとは家中の洗剤を変えてみたり…

 

こんな風にして、一つの方法だけでなく、出来ることをしながら、気が付いたら背中の炎症がゼロになりました

 

 

 

いかがでしたか

 

毎日コツコツ出来ることをしてこれたお陰で、あれほど酷かった背中の炎症は2017年夏以降、今も全くありません(2018.6)

 

あなたの参考になれましたら幸いです

 

アトピー改善に良い飲み物*5選

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。