アトピー性皮膚炎の “かゆくて眠れない” が治った方法

就寝時のかゆみ

体の中から湧き出てくるかゆみを抑えるには

 

肌がかゆくて眠れない…これを経験したことがある方はお分かりかと思いますが、眠りを阻害されることって本当につらいものです

 

かゆみが強烈であるからこそ、眠れなかったり眠りから目が覚めてしまうのですが、このかゆみって本当に厄介なんですね

 

眠りたいからかゆみを何とかしたくて掻く掻く掻く…

 

すると何とか眠れたようで朝になって気が付くのです、患部に汁がついて固まっている状態を…

 

こういう毎日って、鬱々としますよね

 

あまりにもかゆみが強いと、「質の悪い睡眠」や「寝不足の状態」に繋がってしまいます

 

このかゆみって、体の中から湧き出てくる強烈なかゆみです

 

このかゆみを止めるには、飲み薬を飲むことが有効です

 

塗り薬を塗っただけでは、内側から湧き上がるかゆみを止める目的は充分に果たせません

 

もちろん塗り薬はとても重要な働きをしてくれるのです

 

塗り薬の本来の働きは炎症した皮膚を治療するためであって、強烈なかゆみやアレルギー反応を止めてくれるものではないのですね

 

つまり、塗り薬をいくら塗っても、体の中から湧き上がってくる強烈なかゆみは止められないということです

 

アトピーの強烈なかゆみには内側からアプローチ

 

かゆみを止めるためには多方面からアプローチする必要があります

 

強烈なかゆみを一時的に薬で止めることでかゆみが少なくなり安定してきます。

 

飲み薬は、皮膚科の先生の診断で処方された薬のことで、指導に従ってしっかり飲み続けることで、症状が改善していきます

 

飲み薬の効果で一時的にかゆみが治まっている間に、塗り薬で炎症部分の傷ついた皮膚を治していきます

 

この間は、治療に集中し、引っ掻いてはいけません

 

 

薬でかゆみが抑えられているので、引っ掻く回数は少なく済んでいるはずですので、万が一かゆみがあった場合は極力掻かないように、患部を冷やすなどして乗り切って欲しいと思います

 

【 かゆい時に掻かないための対処法 】

  • 冷やす(保冷材は直接当てない)
  • 手のひらで叩く(軽い刺激程度)
  • 軽くつねる(患部を傷つけないように注意)
  • 保湿する(保湿時に掻かないよう注意)
  • 夢中になれることに集中する(痒みを忘れる)
  • 気分転換する(外に出たり)
  • 肌に触れる衣服を綿100%に変える
  • 汚れや洗剤などに触れない(清潔を保つ)

 

簡単なことなのですが、やらずに掻いてしまうことってないでしょうか

 

掻きたい(> <)…となったときは、思い出してみてください

 

患部が治ったら、強烈なかゆみも治まってくれると思います

 

キレイな肌には、炎症時に来る発作的な痒みはありません

 

 

しかし、飲み薬を飲んでいる期間は服用を止めたらまたかゆみが出てきます

 

ですので、処方された分をしっかりと飲むことが大事だと思っています

 

飲むのをやめてしまったり、飲み忘れがあると、症状改善は難しいと思います

 

塗り薬も同じです

 

根気よく塗り続けていくことで、炎症箇所は次第に改善していきます

 

ステロイドを避けるように塗らなかったり、塗り忘れることがあると、治りにくい状態になってしまいますね

 

よく言われる「良くなったり悪くなったり」を繰り返しやすくなってしまうと思いますので、肌が落ち着いてくるまでは、処方されたものは使い続けることがいいと思います

 

肌の状態が良くなっていけば、処方される薬の強さが弱くなっていったり、塗り薬を塗る感覚が開いていったりと、状況に合わせた治療になっていくと思います

 

これは私たち親子の経験がもとになっておりますので、すべての状況に当てはまらないこともあると思います。ご了承くださいね。私たちのたちの経験が、改善へのヒントになったり、参考になれることがあれば良いなぁと願っています

 

眠れないことで免疫力が下がってしまう

 

質の悪い睡眠は、体にたくさんの悪いことが起こってしまいますね。ざっと挙げてみます

 

  • 深い睡眠が得にくい
  • 寝た気がしない
  • すっきり起きられない
  • 身体に不調を感じる
  • 集中力散漫になりがち
  • だるい
  • 寝つきが悪くなる
  • 日中眠くなる
  • 免疫力低下

 

このようにたくさんの症状を引き起こしてしまいやすくなります

 

免疫力が低下することで風邪を引きやすくなったりしてしまいます

 

集中力が続かなくなった場合、仕事や学業に影響が出てしまいますし、睡眠不足から日中眠くなってしまうことがあると、車の運転はなるべく避けた方が良いですよね

 

このように日常生活に良くない影響が出てしまうことがあります。身体にとって良くない状況なので、はやめに改善できるように、かゆみを根本から抑えていくことが大切だと思います

 

かゆみを抑えて快眠を!

 

先でも述べましたが、そのためには一時的にでも飲み薬が有効です

 

もちろん、偏食が続いていたり、強い洗剤を使い続けているような場合、これは皮膚にとって悪い環境ですから、かゆみはすっきり取れないかもしれません

 

大切なのは、生活習慣の見直しや、生活の中で出来ることをしたり、皮膚科からの処方される薬を服用するなど、複合的に生活を見直していくことで根本的な治療が出来ていくと思います

 

 

しかし、なるべくなら飲み薬を飲んだり、ステロイド剤などの塗り薬を使う期間は、短い期間で終わらせたいものです

 

うちの場合は、試行錯誤して生活習慣の全体を見直すことでだいぶ良い状態を保っています

 

  • 洗剤
  • 飲み物
  • 砂糖の量
  • 睡眠時間
  • 朝食に主菜副菜汁物

 

洗剤を変え、飲み物を変え、油を変えました

 

普通の生活の中で出来ることばかりです

 

ここまでは割と簡単でした

 

あとは子供たちの睡眠時間が短くならないように、というのが大きな課題です

 

良く寝ると朝ごはんもたくさん食べられるようです

 

毎日出来ることを生活の中に取り入れるだけで、キレイ肌への軌道に乗ってくれているような感覚があります^^

 

肌の状態が良くなってからは、「カユクテシカタガナイ…」という言葉を上の子が言うことはなくなりました

 

炎症箇所を一度いい肌の状態に持っていき、だんだんと薬に頼らなくても肌を強くしていけるように、今のこの状態をこれからも保っていきたいと思っています

 

(今では、子どもたちの飲み薬の治療が終わって、保湿剤と飲食面での自宅ケアでキレイな肌を保っています^^(2018.6))

 

どうにもならないほどの強烈なかゆみを抑えるには、一時的にでも処方された薬に頼ることはとても有効だと考えています

 

出来るだけ短い期間で集中的に治して、薬の服用は長引かせたくないものですね

 

その他、冬は温かい飲み物、夏は常温の飲み物が体を冷やさず、子供たちの寝付きも良くなるので続けています

 

こちらも良かったら覗いてください▼
アトピー改善に良い飲み物5選

 

ご参考になれましたら幸いです

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2児のママです。 アトピー歴40年以上です。 10年酷かった背中の炎症を ついに克服しました。 蕁麻疹が出てしまったり いろいろとありますが 背中の肌は維持出来ています。 筆者は幼少の頃からずっと アトピーと一緒でしたので 今かゆみを抱えている方の お役に立てたらと思ってます。 残すは手の指なのですが とても落ち着いてます。 子どもたちの肌も最近は キレイな状態を維持出来てます。 水いぼやトビヒ等に感染しやすい為 油断せず、ケアを続けていきます。 肌の弱い方のためのヒントを 忙しい生活の中で出来ることなど たくさん用意しています。 参考になれましたら幸いです。