受験シーズンの敵
皮膚疾患が勉強の邪魔をする
受験シーズンに入ってくると、気持ちも急いたりプレッシャーを感じたり、不安が強くなったりすることもあるでしょう
また、平常心を保ち勉強に集中し受験に挑んでいる人もいるでしょう
受験生に限ったことではありませんが、アトピー性皮膚炎をはじめ、乾燥肌、敏感肌などの皮膚の疾患を抱えている場合、皮膚が気になって勉強に集中できないということはありませんか
アトピー性皮膚炎などの症状を抱えている方にとって、かゆみによって生産性が著しく低下してしまうのは、日常において経験はいくつかあることと思います
かゆみに伴う障害については次のようなことが言えると思います
- 集中力低下
- 判断力低下
- イライラ
- 注意力散漫
- 記憶力にも影響…
こういう状況下では、やる気が出ないことや暗記に集中できなくなったり、ケアレスミスを続けてしまうことにもなりかねません
この様な状況で時間が過ぎていってしまうことの無いように、かゆみは早めに抑えていくべきだと考えます
かゆみを抑える方法
強い痒みにはやはり飲み薬で抑えていくという方法があります
抗ヒスタミン作用のある内服薬することが一般的ですが、受験勉強の敵である、眠気や倦怠感を引き起こす副作用があることも考えなくてはなりません
そのため、日本皮膚科学会では次のように「第二世代抗ヒスタミン薬を第一選択薬」を検討することを提唱しています
眠気・倦怠感などの副作用の発生率を考慮すると、蕁麻疹の治療ガイドラインに準じ、非鎮静性ないし軽度鎮静性の第二世代抗ヒスタミン薬を第一選択薬とし、副作用およびそう痒抑制効果などをみながらその他の抗ヒスタミン薬の追加投与を検討するのがよいでしょう。なお第二世代抗ヒスタミン薬を中心とした抗アレルギー薬はアレルギーの伝達物質を抑える作用を期待して使われますが、外用療法と比べればあくまでも補助的なものであり、これだけでアトピー性皮膚炎の炎症や痒みを抑えきれるものではありません。
最近では、この眠気を感じにくい市販薬が主流になりつつあるとも言われています
この第二世代抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンを放出させないということで、症状が出始める前から服用を始めると効果的でもあるということです
ヒスタミンとは、体内にあるものです
経口吸収されたり生体内で合成されるもので、通常ならば不活性状態にあります
しかし、ケガや薬物などによって活性型になると肌が赤くなる血管拡張などを起こしてしまい、過剰に活性化されるとアレルギー源になってしまうのです
つまり、ヒスタミンが過剰に放出された状態がアレルギー症状が出ているということである、これを抑えるために使う抗ヒスタミン薬のうち、第二世代抗ヒスタミン薬を選べば、眠気や倦怠感を感じにくくすることが出来るのです
第二世代抗ヒスタミン薬は病院やドラッグストアで購入することが出来ます
【注意!】
先の引用でもありましたように、服薬は補助の役割と理解し、日ごろの皮膚のケアが必要です
しかし、勉強に集中するためには、皮膚の外側からと内側からのアプローチが必要不可欠です
服薬だけに頼り過ぎないようにしましょう!
また、服薬を使用する上ではいくつか注意事項があります
まず、風邪薬などの飲み合わせには注意が必要です
そして、持病を持っている場合には服用できないこともありますので、事前にしっかりと調べておく必要があります。
皮膚科受診であれば、皮膚科医に相談するべきですし、市販薬を購入する場合には必ず購入前に薬剤師などに相談し助言を聞いてから検討することをお勧めします
抗ヒスタミン薬が重複しないようにご注意くださいね
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